駅で用いられる
メロディの提案


クリチームはやかわ

所要時間は5分程度です。

はじめに


近年、JR・私鉄などの各鉄道会社は、
電車の発車する前にベルやメロディを用いて通知している。

我々の日常生活に溶け込んでいるメロディの一つであるが、

  • サインとしての効果
  • 娯楽としての要素


は、より強められる可能性があると考えている。

本研究では、複数名へのアンケート結果を元に、

「駅で用いられるメロディ(駅メロ)」

についての提案を行う。

駅メロの現状分析


まず、現状の駅メロについての分析を行うべく、
以下のアンケート調査を行った。

  • 質問A: 駅の発車メロディの良いと思うところはなんですか?
  • 質問B: 駅の発車メロディに対する要望や不満はありますか?

質問Aの回答(1)


「その土地を象徴するメロディが流れる。」

「意外な発見があり、新鮮味を感じることが良い。」
という意見が多かった。

質問Aの回答(2)


「乗り過ごし防止の効果がある。」

発車メロディは、主にホームの乗降客の危険防止のため、
発車を知らせるサインであるが、
駅固有のメロディが一般的に普及するにつれ、
本来意図していなかった効果も生まれていると考えられる。

質問Bの回答(1)


「状況判断がしづらい。」

「上りか下りか。」
「いつドアが閉まるのか。」
「電車がどれくらい混雑しているのか。」

などがわかりづらく、不満としてあげられている。

質問Bの回答(2)


「マンネリ化している。」

常日頃から同じ曲のため、
「何らかの条件(時間・季節など)で曲が変わってほしい。」
という意見もいくつか出ている。

現状分析からの考察


アンケートの結果、やはり以下2点

  • サインとしての効果
  • 娯楽としての要素


に関する意見が多くあげられていた。

考察(1):「サインとしての効果」


「ホームが見えない位置での電車待機状況の把握をしたい。」

など、「緊張感を持って行動をしているとき」は、
サインとしての効果を得たい状況と言える。

考察(2):「娯楽としての要素」


「土地を象徴するメロディに気がつく」
「寝過ごし防止」
「発車メロディを楽しめる」

など、例えば、帰宅時・休日などの、
「気持ちにゆとりがある状態」
では娯楽性に対する要求も深まるといえる。

考察にもとづいた
駅メロの試作


生活サイクルにおける時間帯

  • 朝:通勤・通学 夕:帰宅
  • 平日 休日
  • etc…


「状況によって求められるメロディも変わる。」

と考え、それに基づき、駅メロの試作を行った。

来た電車が上りか下りかわからない!


朝の時間に余裕が持てない状況で、
「電車が来ている!」
と思い、ホームまで駆け上がったら反対側の車線だったorz

そんなときは、こんな発車メロディ →

  • 上り車線

    音程が 低 → 高
  • 下り車線

    音程が 高 → 低


実に直感的ではなかろうか。

特急がゲキ混みで乗れなかった…


全力ダッシュでホームを駆け上がったが、
「結局一本見送ることになったじゃないか!」
と嘆くあなた。

そんなときは、こんな発車メロディ →

  • チョイ混み

    (+ ベースライン)
  • ゲキ混み

    (+ ベースライン + サンバ風パーカッション)


混み合って、てんやわんやになっていく感じが伝わるだろうか。

いつもと同じメロディで
マンネリ化している。


そんなときは、こんな発車メロディ →

  • 上り
  • 下り
  • あわせて1つの曲


今まで聞きなれていたメロディが

「上りと下りが同時に出発するタイミングで様変わり」

ふとした時に新鮮味を感じることができるのではなかろうか。

番外編


「大阪では発車メロディ文化がほぼなかったので、
発車メロディは乗客に優しいイメージがある。」

そんなときは、こんな発車メロディ →

「大阪独自の駅メロ文化」
を作ってしまおう。



関西弁はクールだ。
まさに「クール大阪」だ。
※非ネイティブの発音であるため、聞き苦しい点はご了承ください。

おわりに


今回は「駅の発車メロディ」に絞って試作を行ってみたが、
「状況によって求められるサインが違う。」
ということが深く印象に残った。

今後機会があれば、
生活に何気なく馴染んでいる
「音サイン」
などについても研究してみたいと思った。